デイヴ・グロール、ジミー・ペイジ&ロバート・プラントと語る (7/7)
デイヴ・グロールのブログ「Grohl's Poor Brain」(笑) にアーカイブされている記事より。雑誌「Ray Gun」の企画で、グロールがペイジとプラントの二人にインタビューしたもの。いつの記事か書いてないが、ペイジ&プラントの2枚めのアルバム「Walking into Clarksdale」 (1998) の直後なのは間違いない。
→ Grohl's Poor Brain | Page + Plant + Grohl - Ray Gun
デイヴ:どうもニルヴァーナは、色んなバンドにパクられてるようなんですよ。ツェッペリンもそうじゃないですか。
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ロバート:奴らは俺たちをパクるし、他人をパクってばかりだ。
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ジミー:以前、ホワイトスネイクのビデオを観てたら.....
デイヴ:そりゃまた。
- ジミー:何から何までツェッペリン、そのまんまだった。びっくり仰天だ。ベッドに腰かけて観てたんだが、そうしたら、バイオリンの弓まで出してきて、もう爆笑しながらベッドから転げ落ちちまったよ。
デイヴ:トリビュートでも何でもないですよね。
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ロバート:ただのパクりだ。デルタ・ブルースがすごいのは、そこなんだ。誰も真似できない。彼らは、ただその場でギターを弾いてるだけなんだ。
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ロバート:そうしてると、「こんなバーで弾いてるより、ロイヤル・アルバート・ホールで6ヶ月やってみる気はないか」みたいなことを言う奴が出てくる。「無理ですよ。自分はここで仲間と一緒でいいんです」。だが、そうすると突然、マジソン・スクエア・ガーデンで6日間、ってなことになって、リムジンが集まってくるんだ。
デイヴ:あはは (笑)。こないだ、デイヴィッド・ボウイの50歳のバースデー・パーティで、マジソン・スクエア・ガーデンで演奏しましたよ。
- ロバート:ずいぶん前のことだろ。
デイヴ:あはは (笑)。あそこの楽屋は初めてだったんですけど、入った途端、なんか馴染みがあってですね。「The Song Remains the Same」で見てたからなんです。(ペイジ&プラントで) ツアーに出る計画はありますか。
- ロバート:この馬鹿馬鹿しいプロモーション活動を片付けて、俺たちがまだ中年の最先端 (笑) にいるってのをみんなに判らせたら、すぐにでもな。1年は続ける。
デイヴ:Unleddedの時と同じくらいですか。あれもそうとう長かったですけど。
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ジミー:同じくらいだ。
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ロバート:「あの半分しかツアーしたくない」ってマネージャーに言うのが間に合わなかったんだ (笑)。ジミーと二人、明日はインタビューが11も入ってんだよ。
デイヴ:えーっ!
- ロバート:俺たちみたいな駆け出しの若造にとっちゃ、信じられない話だよな。
「ツェッペリン、駆け出しの若造」ってことだと、こないだプラントは、ある若いバンドについて、にこにこしながら「あれは Led Zeppelin I だな。彼 (ボーカル) は、俺がすごくよく知ってる奴から、ばかデカい声 (huge voice) を借りて来てる」って、あれは褒めてたんだろうな、きっと。
→ YouTube | Robert Plant Talks about Greta van Fleet
→ YouTube | Greta van Fleet - When the Curtain Falls
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