エドワード・ヴァン・ヘイレン、スティーヴ・ルカサーと語る (3/14)
スティーヴ・ルカサーの公式サイトにある記事で、元は「Guitar - for the Practicing Musician」誌の1993年9月に掲載とのこと。エディ・ヴァン・ヘイレン (エディ) とスティーヴ・ルカサー (ルーク) は大の仲良しだそうで、同じ高校の先輩・後輩の間柄らしい。いちおうエディがルークにインタビューするって体裁にはなっているが、中身はほぼダベリに近い (笑)。たまにはこういう記事もいいかも。
→ Edward Van Halen - EVH interviews Luke
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ルーク:こんなセッション活動ばかりやってると、俺の演奏をわざわざ聴こうとしなくても、そこら中で聴けるようになる。一日中ずっと譜面をにらんでる道化師なんかで終わるよりも、トトだけで活動してたほうがギタリストとして有難みが増えるかも知れないって思ったりもする。
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エディ:よく判らないな。
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ルーク:大したセッションもあるし、大したアルバムもある。特に1970年代終わりから1980年代初めにかけてはね。俺の活動のピークでもある。あの頃に戻りたいよ。ほんと、とんでもないアーティストもいるんだ。なんでこんな奴らがレコーディング契約ができるんだ、みたいな。もう俺たちは最大限の努力をしないといけない。最悪な状況を少しでも何とかしたいからね。アレンジし直し、曲の作り直しとか当り前なんだ。たぶんセッションの15%くらいは素晴らしい。残りはクズだ。忘れていい。ドン・ヘンリー、ボズ・スキャッグス、エルトン・ジョンあたりは、実にクリエイティヴで楽しかった。
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エディ:その頃だよな。俺が最初に会ったのは。
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ルーク:1980年だったよな。ツアーに出ようとしてて、アンプを借りに行ったんだ。
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エディ:俺のほうは「Women and Children First」を作ってた。いい日だった。
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ルーク:俺たち二人とも、それからずいぶん変わったな。
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エディ:まだセッションはやってるのか?
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ルーク:この2年で4枚のアルバムに参加した。
そういえば、来日して某グループと共演した時に、あまりの下手さに激怒して、その場で即席のヴォイス・トレーニングまでやった、って逸話もある。「ルカサー 激怒」で検索すれば、すぐに判る。
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