エディ・オフォード、イエスを語る (4/10)
「Notes from the Edge」ってサイトにあった記事より。1990年代前半のインタビューと2000年のインタビューを合わせたものとのこと。今回は「The Yes Album」の続きと寸評。
→ Notes from the Edge - Conversation with Eddy Offord
-
「Perpetual Change」じゃ、2つのチャネルで別々のバンドが同時に演奏してるように聞こえる。あれはバンドのアイデアで、全く別のリズムセクションを合わせたんだ。だけど、まだSMTPEタイムコードもないし、16トラック (レコーダー) じゃ、トラックをあっちに移したり戻したり、2つのドラムスだけで多くのトラックを使うし、やたら大変だった。
-
エマーソン・レイク&パーマーと比べると、イエスは暖かくて素朴で地に足がついてる。ELPはもっとずっと冷たくて計算されてる。
-
トニー・ケイはハモンドオルガンB-3の使い手として、このまわりじゃたぶん最高の一人だ。だけど、バンドがシンセサイザーやメロトロンもやってもらいたがってたのに、ハモンドにこだわってた。それでバンドを離れたんだ。
-
リック・ウェイクマンは、仕事の速さじゃピカいちだ。彼はいわば部外者だった。自分のパートは実に上手くこなす。熟練した仕事人ってことだったんだ。TVのお笑い番組で言えば、リックは「ベニー・ヒル・ショー」みたいな感じ、他のメンバーは「モンティ・パイソン」みたいな感じなんだよ。
お笑い番組で比べられてもねぇ (笑)。イギリス人なら子供でも判るんだろうけど。
人気の記事
- 2016/1/26 - トニー・ヴィスコンティ、デイヴィッド・ボウイを語る
- 2014/9/8 - ロバート・フリップ、「キング・クリムゾンの掟」を語る
- 2012/6/25 - トッド・ラングレン、「Todd Rundgren's Johnson」を語る (5/6)
- 2012/1/15 - スティーヴ・ヴァイ、ヴィニー・カリウタを語る