ケヴィン・エアーズ、「The Soft Machine」を語る (2/2) (自ら代表作を語る (2/9))
これも「Uncut」誌。2008年10月の記事がウェブに掲載されたもので、ケヴィン・エアーズがザ・ソフト・マシーン、ソロ、ブライアン・イーノたちとの共作とか、代表的な8枚のアルバムについて語っている。エアーズはこの後、2013年2月に亡くなった。
→ Uncut | Kevin Ayers - Album by Album
ザ・ソフト・マシーン「The Soft Machine」(1968) (続き)
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当時のザ・ソフト・マシーンは、多くの人たちから嫌われてたよ (笑)。ただのパブ・バンドじゃなくて、ガールフレンドと踊れるような音楽じゃなかったからだ。だが、ピンク・フロイドなんかも含めて、アンダーグラウンド全体を巻き込んだ大きな動きの始まりだったんだ。それまで誰も知らなかったような動きで、俺たちみたいな変人を表すカテゴリーもなかった。ザ・ソフト・マシーンはあるパワーを持っていて、当時のどの枠にも当てはまらなかった。
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結局、ニューヨークでレコーディングすることになったが、心底がっかりした。ボブ・ディランなんかもプロデュースしたトム・ウィルスンってのが来たが、奴がやったことと言えば、俺たちが演奏してる間中ずっと、ガールフレンドと電話で喋ってただけなんだ。だから、そもそもプロデュース作業なんて全く何もない。それが俺がザ・ソフト・マシーンを抜けた理由の一つだ。最高のプロデューサー、最高のスタジオ、だが、誰も興味を持ってくれなかったんだ。
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