ルー・リード、ザ・ヴェルヴェット・アンダーグラウンドなどを語る (4/9)
古い人ついでに、追悼の意も込めて、2013年10月に亡くなったルー・リードを行ってみようか。「Guitar World」誌誌サイトの2013年11月の記事より。元は1998年の雑誌記事をウェブに転載したもの。ザ・ヴェルヴェット・アンダーグラウンドのこととか、色々と語っている。リッチー・ブラックモアとは違う意味で、とにかくインタビュアーをビビらせる人なんで、かなり貴重かも。
→ Guitar World | Lou Reed Talks about the Velvet Underground, Songwriting and Gear
「Sweet Jane」のコード進行は、Bマイナー・サブスティテューションですか。
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それがあの曲のキモだ。「Twist and Shout」とかの3コードの曲と、そこが違う。俺にとって、最高にグレートなリックの一つなんだ。なぜって、Bマイナーだからな。(Dメジャーから) ちょいとマイナーに跳ぶわけだ。「スターリング (モリソン)、よく聴けよ」って。今でも、弾いてると気持ちが高ぶってくる。なぜだかは判らないが。
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一つ言っとくと、ジャズじゃ、あんな変化はない。ロックにはある。Iから IV のコードに跳ぶなんて、大したサブスティテューションじゃないか。たぶん、この先もずっとあるよ。フォークにもヒルビリーにも、アフリカ音楽にもあった。そもそもアフリカから来たってのは、あるだろうな。とにかく、とてつもなく美しい。
ザ・ヴェルヴェット・アンダーグラウンド当時のギターは、どの写真にも写ってる Country Gentleman ですか。
- そうだ。グレッチのな。ダン・アームストロングって奴がいて、うまく繋げるようにしてくれた。サンフランシスコに行った時、電子技師に会って、エコーやら何やかやを組み込んでもらった。実際に弾いてるよりも速く弾いてるように聞こえるんだ。ステレオにもしたし、そうすると当然ゲインも落ちるから、バッテリーも付けたしな。自分が何をやってんのか、判ってなかったんだよ。こんな音が欲しいなって思ってたわけだが、それがどんな影響を引き起こすか、理解してなかったんだ。結局は、ギターをぐちゃぐちゃにしただけだった。ダンがそのギターを一目見て、もう仰天して、一月も口をきいてくれなかったのを憶えてる。
フレットも取っ払ったって聞きましたが。
- それは、そのギターじゃない。別のグレッチだ。あれこれ実験してて、フレットレス・ギターってのも恰好よさそうじゃないかって考えたんだ。まぁ、本当に上手じゃないと弾けないけどな。けど、ソロの楽器としては、悪いアイデアじゃない。指をスライドさせて音を決めればいいんだ。
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