トニー・アイオミ、エドワード・ヴァン・ヘイレンと語る (9/12)
「Guitar World」誌サイトの2013年9月の記事より。元は同誌の2010年、発刊30周年記念の特別企画だそうな。面白い取り合わせだが、予定調和みたいなところも。
レス・ポールも関節炎で何年も苦しんでましたよね。あなた方と同じ医者に診てもらえなかったのは残念でした。
- エディ:レスのことは、よく知ってるよ。ニュージャージーにツアーで行った時、私と息子が会ってもらえたのは嬉しかった。彼は長生きして、ずっとやりたいことをやってた。
あなた方もギターを改造するのが好きですよね。トニーは、ごく初期の頃から、ピックアップを変えてます。当時はまだ全く一般的じゃなくて、それ以前にはレス・ポールとエディ・コクランだけだったんじゃないでしょうか。
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トニー:俺たち二人が同じことを、こんなに沢山やってるって、妙だよな。俺がギターの会社を買ったのは、欲しいギターを誰も作ってくれなかったからだ。当時、ギブソンは俺を無視してたし。それで、24フレットで欲しいものが付いててってギターを作る会社を始めた訳なんだ。
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エディ:必要は全ての母って。
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トニー:欲しけりゃ自分でやれってことだ。
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エディ:そうすると、ファンも欲しがるようになる。だが、シグネチャー・モデルが出ると、とたんに文句が来る。壊れたりしたって、俺の責任じゃない。俺のだって壊れるんだ。俺の名前が付いてるからって、俺のせいにするなよ。俺は自分のために作っただけなんだ。ムスタング (フォード社の自動車) が調子悪いからって、ヘンリー・フォードに文句言うか?
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トニー:会社はコストのことを、まず考えるからな。ちゃんと作るには、金がかかるんだ。
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